夏用ニットマスク 風神メリヤスが安原小に

新型コロナウイルスの感染予防に役立ててもらおうと、和歌山県和歌山市相坂のニット企業、風神莫大小(かぜかみメリヤス)㈱は5日、同市にニットマスク550枚を寄贈した。

マスクは、同社の風神昌哉社長の母校である市立安原小学校の児童に贈られた。

同社は市中小企業サポート補助金を活用し、生産を開始。ニットマスクは耳部分にもニット生地を採用。長時間着用しても耳が痛くなりにくいよう工夫されている。また抗菌作用があり防臭効果も優れており、薄くて軽いので着け心地も夏向きになっている。

市役所で行われた贈呈式には風神社長と妻の万有子さん、尾花正啓市長、同小の西畑徹校長、6年生の中西蒼空(そら)君、津田若奈さんが出席。

風神社長からニットマスクを受け取った尾花市長は「子どもたちの安全が大切なのでマスクを頂き大変ありがたい」と感謝。風神社長は「30年前に卒業した母校であり、娘も安原小学校に通っている。また同小に通う子どもさんを持つ多くのお母さん方にも働いていただいている。何か地元に貢献できないかと思いました」と話した。

中西君と津田さんは「柔らかくて着けやすい。50回洗濯できると聞いたので大切に使いたいです」と喜んだ。

尾花市長や小学生にマスクを手渡す風神社長㊨

尾花市長や小学生にマスクを手渡す風神社長㊨