青洲の里が営業再開 弁当や配達サービスも
新型コロナウイルスの影響で4月24日から休業していた和歌山県紀の川市西野山の道の駅「青洲の里」が5日、営業を再開。持ち帰り弁当の販売や配達サービスも始めた。
同駅内のレストラン「華」は3月18日からビュッフェ形式の提供を中止。緊急事態宣言の発令により、同施設の営業を中止にしていた。
休業期間中、スタッフが会議などを重ね、できることを模索。地産地消と健康をテーマにした弁当の販売を決めた。試作などを経て5月中旬から、青洲弁当(税込み450円)や青洲ゴロッと野菜カレー(同450円)などを那賀地域の事業所などを中心にデリバリーサービスを展開してきた。お品書きと「青洲君クイズ」を添えることで、味覚で味を楽しむとともに脳を活性化させて華岡青洲への理解普及にも努めている。
個人向けにはテークアウト(午前11時から午1時半まで)を実施。加恵さん弁当(同500円)や幕の内弁当(同600円)などのメニューをそろえる。直接注文の他、電話予約も可能。食べた人からは「おいしい」「やさしい味」など好評を得ているという。
レストランでは、ビュッフェ形式は中止を継続するが、スタッフが考えてこだわり抜いたメニューを提供する。
同駅の神徳政幸駅長は「チャンス(機会)とチャレンジ(挑戦)、チェンジ(変革)の3Cと感動、感謝、感激の3Kを共有できるように頑張りたい。青洲の里ならではの地産地消、食育、健康のメニューがある。コロナ対策をしっかりとしながらやっていきたい」と話している。
また青洲の住居兼診療所の春林軒の入館料を600円から200円に値下げし、来場者に青洲の功績を知ってもらえるように工夫をしている。同駅では、SNSのフェイスブックやツイッターなどでも情報を発信している。
電話予約や問い合わせは同駅(℡0736・75・6008)。