患者搬送用車両など JAわかやま和市に寄贈

わかやま農業協同組合(JAわかやま)は11日、地域貢献活動の一環として感染症患者搬送用車両と点字プリンターを和歌山市に寄贈した。

この日は坂東紀好組合長や森博克専務らが市役所市長室を訪れ、尾花正啓市長に目録を贈呈した。尾花市長からは坂東組合長に感謝状が手渡された。

坂東組合長は「自身も感染する恐れがある中で頑張ってくださっている医療関係者の方に感謝や敬意を持たなければいけない」とし、「少しでも地域に貢献したい。できる限り有効に使っていただき、市民の方の命を1人でも多く救ってほしい」と話した。尾花市長は「何に困っているか、かなり調べていただき非常にありがたい。コロナの第2波も予想されている。最大限に活用し、感染症予防に役立てていきたい」と感謝した。

寄贈された患者搬送用車両は市保健所で、点字プリンターは市ふれ愛センターで使用する予定。車両にはストレッチャーや車いすを積み込むことが可能で、点字プリンターは墨字と点字の両方を印刷することができるという。

尾花市長(左から3人目)に目録を手渡した坂東組合長(同4人目)ら

尾花市長(左から3人目)に目録を手渡した坂東組合長(同4人目)ら