笑顔で「久しぶり」 県立校で通常授業再開
和歌山県内の県立学校が15日、通常授業を再開した。和歌山市市小路の北高校北校舎(873人、雜賀敏浩校長)ではマスク姿の生徒が自転車や徒歩で元気に登校した。
登校時には雜賀校長らが校門をくぐる生徒一人ひとりに「おはよう」と声を掛けた。これまでは分散登校だったが、同日から通常に戻った。
3年C組では久々のクラスメートとの再会に、生徒たちに笑顔があふれた。担任の後藤真徳教諭がホームルームで手洗い、うがいの徹底などを生徒に呼び掛けた。
同校ではマスク着用と換気、一日一回以上の机、いす、ドアノブなどの手で触れる部分の消毒を徹底。また教室では換気とエアコンを使い、熱中症対策と感染症対策を行う。
上田拓矢君(17)は「みんなと会えてうれしい。まだコロナへの油断はできないので手洗い、うがいなどをしっかりとやって学校生活を楽しみたい」と話した。
雜賀校長は「生徒みんなの顔が見られて素直にうれしい。感染症対策をしっかりと実践し、授業やクラブなどを充実したものにできるようやっていきたい」と話した。