道の駅18日オープン 四季の郷公園登録証伝達
リニューアル計画が進められている和歌山県和歌山市明王寺の「四季の郷公園」が市内初の「道の駅」に登録され、登録証の伝達式が6日、市役所で行われた。農産物直売所、地域食材を使ったレストランなどを備え、市の農業や農産物の魅力を発信する新しい観光拠点として、18日にオープンする。
同公園は、1991年に開園した敷地面積25・5㌶の農業公園で、市道東山東118号線に面している。道の駅としては、24時間対応の駐車場54台分、トイレ14器、農産物直売所、地域食材レストラン、情報コーナー、貯水タンクなどを備え、体験農園もオープンする予定。
レストランでは地元の食材を活用した和歌山ならではの料理を提供し、園内で収穫した野菜や果物を味わえるバーベキュースペースも設置。直売所では、県内の契約農家との独自ネットワークで豊富な農産物を販売する他、加工なども行い、農業の6次産業化を図る。
市長室で行われた登録証伝達式には、国土交通省から和歌山河川国道事務所の小澤盛生所長、県から海草振興局建設部の木村誠治参事、市から尾花正啓市長らが出席。小澤所長が尾花市長に登録証を手渡した。
尾花市長は、新施設の特徴や、民間9社が参加する官民が力を合わせた地域振興施設であることを出席者に紹介。「これから地域活性化の大きな原動力となっていく」と述べ、小澤所長も「自然豊かだが市街地からアクセスがいい。短い移動で日頃の生活とのギャップを味わえる場所になる」と期待を寄せた。