和歌山代表に鎌田夏綺さん ミス・ジャパン
「2020ミス・ジャパン」の和歌山大会が8日、和歌山市毛見の和歌山マリーナシティホテルで開かれた。予選を通過したファイナリスト15人がステージに上がって心身の美しさを競い、和歌山県代表には東京都出身の接客業、鎌田夏綺さん(24)が選ばれた。
ミス・ジャパンは国内のミスコンテストの決定版として昨年に始まり、和歌山大会の開催はことしが初めて。世界大会はなく、身長制限は設けられていない。昨年の初代グランプリには、女優・土屋太鳳さんの姉・土屋炎伽(ほのか)さんが選ばれている。
ことしの全国大会は9月に開催予定。グランプリには賞金1000万円が贈られ、1年間にわたりチャリティー活動や公式イベントに従事する。
各大会のファイナリストはウオーキングやメーク、着付けなどを学ぶビューティーキャンプに参加。ことしは新型コロナウイルスの影響でオンラインを中心に授業が行われた。
審査は、キャンプで培った経験や技術を披露するウオーキング、ファッション、スピーチの3項目で実施。ファッションでは「地球環境×ファッション」をテーマに、地球環境への配慮を考えたアースカラーの衣装を着たファイナリストが会場を歩いた。
3次審査ではドレスに身を包み、「ミス・ジャパンを通してやりたいこと」との演題でスピーチ。「一歩踏み出す勇気を与えられる女性になりたい」「人と人をつなぐ懸け橋になりたい」などと思いを述べた。
県代表に輝いた鎌田さんは、小学生の頃からダンスに取り組んでおり、ミスコンテストは初めての挑戦だった。ビューティーキャンプの時は毎週、和歌山に通っていたという。「代表に選ばれてとにかく幸せ。一からのスタートで分からないことも多かったが、講師の方の指導や家族、友人みんなの応援でここまで来られた。東京から来て、和歌山代表になったので、皆さんの思いを背負って、全国大会に向けてさらに磨いていきたい」と話していた。
準優勝は山本まりもさん、3位は山田怜奈さん。特別賞に大田麻美子さん、ビューティーキャンプ賞に改發里奈さんが選ばれた。