9月に初のカラオケ大会 和歌山徳島県人会

和歌山と徳島の交流を深めようと、和歌山徳島県人会(有本育平会長)は9月12日、海南市日方の海南nobinos(ノビノス)で「第1回カラオケグランプリ掛橋(かけはし)」を開く。有本会長(77)は「二つの県は意外と近いんですよ。海を挟んで隣同士、和歌山と徳島の『掛橋』になりたい」と話し、出演や来場を呼び掛けている。

同会は1980年に発足。2県にゆかりのあるメンバーらで構成され、約50人の会員がいる。両県の文化交流のため、どんなイベントがみんなに楽しんでもらえるかを考え、和歌山の人になじみのあるカラオケに決めた。

当日ステージでは、一般参加者の他、ヒット曲「雨音」、最新曲「涙のピリオド」などで全国にファンも多い、まつざき幸介さん(和歌山担当マネジャー=カラオケスタジオトクスケの寺本ひろみさん)の歌謡ショーや、本場徳島の阿波踊りも披露される。またフリータイムでは、スクリーンで徳島の観光地を紹介し、ホール入り口で名産品を販売するなど、徳島の魅力が存分に味わえるイベントとなっている。

実行委員長で和歌山市のシンガー・ソングライター羅布陽介さん(60)は、「名前にグランプリとありますが、今回は参加者全員がグランプリ。勝ち負けはありません。新しいノビノスのステージで気軽に楽しく歌ってもらいたい」と笑顔。羅布さんは、イベントを前に、同県人会のテーマソング「徳島旅情」を作曲。当日初披露するという。有本会長は、「回を重ね、和歌山と徳島の文化交流を深めていきたい。第2回はぜひ徳島で開催したい」と意気込みを語った。

午前9時半開場、10時開演。参加費1人8000円(2コーラス)。弁当、お茶付きで、参加賞として徳島県産スダチのプレゼントもある。観覧は無料。申し込み、問い合わせは実行委員会(℡073・477・3003、FAX0736・67・7826)。締め切りは8月23日。

当日は新型コロナウイルス感染症防止のため、入場時の検温や、ホール座席の間隔を空けての利用などの対策が取られる。

 

「気軽に参加してください」と有本会長㊥、羅布さん㊨、寺本さん