県内最低賃金831円に コロナ禍で1円増
和歌山県内の最低賃金が10月1日から1円引き上げられ、時間額831円に改定されることが決まった。
リーマンショック後の2009年、東日本大震災後の11年と同額の小幅な引き上げ額で、和歌山地方最低賃金審議会(冨山信彦会長)が和歌山労働局(池田真澄局長)に答申していた。
昨年まで7年連続で10円以上の引き上げとなっていたが、ことしは新型コロナウイルスの影響で経済が深刻な影響を受け、中央最低賃金審議会が7月22日に示した答申では「目安を示すことは困難であり、現行水準を維持することが適当」とされていた。