国内線便数は8割回復 8月の関空利用
関西エアポート㈱は関西国際空港の8月の利用状況を発表。国際線は一部旅客便が運航を再開したものの、新型コロナウイルスの影響が長期化し、依然として大幅な落ち込みが続く一方、国内線の便数は前年の8割程度まで回復した。
総発着回数は6263回(前年比66%減)、国際線発着回数は2437回(同82%減)、国際線旅客便発着回数は360回(同97%減)、国内線発着回数は3826回(同14%減)となった。
航空旅客数をみると、総旅客数は25万6035人(前年比91%減)、国際線旅客数は1万3926人(同99・4%減)と激減が続き、国際線旅客数のうち外国人は6274人(同99・5%減)、日本人は6980人(同99・2%減)。国内線旅客数は24万2109人(前年比63%減)だった。
国内線は、お盆期間中の増便などで便数は回復したが、国内の感染者数増加や移動自粛などの影響で、旅客数は3割程度にとどまった。
一方、国際貨物便は、旅客便減少による供給の逼迫(ひっぱく)が続き、発着回数は前年比60%増の1880回に大幅に増加した。国際貨物の扱い量は5万4336㌧(前年比11%減)だった。