子どもへの活動に賛同 きのくに音楽祭に寄付
女性の奉仕団体、国際ソロプチミスト和歌山紀ノ川(宮本安津子会長)は、和歌山県民参加の音楽の祭典「きのくに音楽祭」の取り組みを支援するため、寄付金を贈った。
県内初の継続的な音楽祭として2年目を迎えた同祭は、次代の和歌山の音楽文化を担う人を育もうと、子どもたちに向けた取り組みに力を入れている。ことしの公演日程は11日で終了したが、音楽家たちが小学校やこども園を訪問する出前コンサートが今月下旬まで続く。
同団体は子どもたちのための支援を奉仕活動の柱としており、音楽祭の取り組みに賛同して今回の寄付が決まった。
贈呈式は10日、和歌山市西高松の県立図書館で行われ、同団体から玉置登世子副会長ら役員、音楽祭側からは総監督を務めた和歌山市出身のバイオリニストで東京藝術大学の澤和樹学長、プロデューサーを務めたピアニストの宮下直子さんらが出席した。
玉置副会長から目録を受け取った澤学長は「若い人に音楽を届けることが音楽祭の重要なコンセプトになっている。貴重なご寄付を頂き、ありがたい」と感謝し、玉置副会長は「未来を担う子どもたちに音楽の機会を提供されているのは素晴らしいこと。子どもたちが音楽を楽しみ、身につけていけるようにしていただけたら」と話していた。