事件現場で手掛かり探せ 県警が鑑識競技会
和歌山県警は10月30日、警察官の鑑識技術の向上を目的とする第24回県警察現場鑑識競技会を、和歌山市西の鑑識科学センターと岡崎庁舎車庫で開いた。
県内各警察署から選抜された警察官2人による14チームが出場。開会式で中峰恵也県警鑑識課長は「現場から犯人に結び付く鑑識資料を採取するという熱意を持って活躍してほしい」と激励した。
競技は、あおり運転の末、被害者が右の頬を殴られるという事件設定で実施。各チームは制限時間の30分以内に被害者役から事件の情報を聞いて分析し、車の窓ガラスの指紋や右頬に残されたDNA情報など犯人に結び付く資料を採取する技能を競った。
岩出署地域課の東妻実咲巡査は「緊張しました。今回の反省点を現場ではなくすように技術を磨きたい」と話した。
結果は、1位が橋本署、2位が和歌山北署、3位が有田署となった。