新たに9人が感染 新型コロナ県内516人
和歌山県は8日、県内で新たに10~80代の男女9人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。無症状か、状態は安定しているという。県内の累計感染者数は516人となった。8日午後1時時点で65人が入院している。
県によると、居住地別の感染者数は和歌山市4人、岩出保健所管内3人、御坊保健所管内1人、湯浅保健所管内1人。
和歌山市の感染者は20代の男子専門学校生、20代地方公務員男性、30代教職員女性、50代会社員女性。専門学校生は2日に感染が発表された20代男性の同居家族。20代地方公務員の男性は大阪府警の警察官、30代教職員の女性は大阪府内の小学校に勤務している。
岩出保健所管内では、クラスター(感染者集団)となった食品販売店「メリーマート」関連で2人が感染。利用者や利用者の知人で80代自営業女性、80代無職男性。その他、60代病院職員の男性が感染した。60代男性は県内の病院で事務をしており、4日から発熱が続き7日に医療機関を受診。8日に陽性が判明した。最終出勤日は7日。
県福祉保健部の野㞍孝子技監は記者会見で、新型コロナに感染し症状が重症に至る高齢者が見られること、和歌山市在住の新規感染者が増えていることを挙げ、「基本的な感染対策を」と呼び掛けた。