新たに2人、県内累計570人に 新型コロナ
和歌山県は17日、和歌山市の30代パート職員女性と岩出保健所管内の30代会社員女性の2人が新たに新型コロナウイルスに感染したことが確認されたと発表した。いずれも症状は安定している。県内の感染者は累計570人で、10人が退院したため、入院中の患者は17日午後1時時点で51人となった。
和歌山市の女性は14日から咽頭痛や悪寒などの症状があり、15日に医療機関を受診し、検体を採取した。職場の一つは大阪府内で、複数の同僚と府内で食事をしていたが、接触者に症状のある人は確認されていない。
岩出保健所管内の女性は15日から咽頭痛や発熱などの症状が現れ、17日に医療機関を受診し、陽性と判明した。8~13日に1人で東京都内へ旅行し、大阪府内を経由して帰宅している。
記者会見で県福祉保健部の野㞍孝子技監は、今月に入って最も少ない感染者数だったことについて「たまたま少なかった」との認識を示し、引き続き感染拡大防止への協力を呼び掛けた。