「火の用心」元気に呼び掛け みちる園児

年末火災特別警戒期間(15~31日)に合せて18日、みちる保育園(和歌山県和歌山市毛見、池永善弘園長)の園児39人が防火パレードをして火の用心を呼び掛けた。

同園では毎月交互に火災訓練と地震訓練を行っている。この日は市中消防署南分署員と婦人防火クラブが見守る中、避難訓練をして迅速な対応を見せた。

防火パレードでは年長児39人が法被を身にまとい、のぼりと「ひあそびしません」と書かれた横断幕を持ち、「火の用心、良い子は火遊びいたしません」と、鈴とカスタネットを鳴らしながら紀三井寺団地内約2・1㌔を行進した。

また、園児は自分で書いた「火の用心」のチラシを各家庭に配布し火災予防を呼び掛けた。

池永園長は「子どもたちに火災予防への意識を高めてもらうとともに、学んだことをおうちの人に伝えてもらえれば」と話した。

市内では、ことしは同日までに85件(前年比5件減)の火災が発生。たばこの不始末やガスコンロ、不審火・放火などが多いという。市中消防署南分署の小野光生署長は「コロナ禍で自宅で過ごす時間は増える。火の取り扱いには十分に注意してください」と話している。

 

芝居を通して米づくりの大切さを伝える4年生