おもてなし学ぶ 高校総文へ支援学校で講習
来年7月末から8月にかけて和歌山県内で初めて開かれる「第45回全国高校総合文化祭(紀の国わかやま総文2021)」に向け、特別支援学校部門第3回生徒実行委員会が20日、和歌山さくら支援学校(同市西庄)で開かれ、生徒たちが接遇マナーを学んだ。
県内特別支援学校12校の生徒実行委員22人が参加し、全校リモートでの会議となった。
ラヴィーナ和歌山(同市中)の北条優気さんと池田明彦さんが講師となり、生徒らはおもてなしの心や接遇応対の基本などを学んだ。
北条さんは「マナーというと堅苦しいイメージがあるかもしれないが、思っているだけでは伝わらない気持ちを所作で伝えるのがマナー。恥ずかしがらずに元気よく明るくを心掛けてもらえれば」と伝えた。
基本の立ち方やお辞儀、案内時や物を渡す際の動作を学んだ生徒たちは、ロールプレイを通して身に付けていた。
特別支援学校部門生徒実行委員長の木村茜夕香(あゆか)さん(17)は「普段習う機会のないマナーを学べてすごく助かった。開催に向けてみんなで力を合わせて頑張りたい」と意気込み、副実行委員長の島田獅堂(しどう)君(15)は「いい勉強になった。みんなで協力し合いながら盛り上げていきたい」と話していた。