新たに13人が感染 新型コロナ県内1024人

和歌山県は27日、県内で新たに10~80代の男女13人が新たに新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表した。うち1人が重症。県内の累計感染者は1024人となった。17人が退院し、27日午後1時時点で118人が入院している。直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は和歌山市が17・1、県全体は10・4となっている。

保健所管内別の感染者は、和歌山市7人、岩出2人、田辺2人、橋本1人、湯浅1人。職員1人の感染が判明している県立医科大学付属病院の眼科関係では、新たに受付の50代女性の感染が判明。19日の検査では陰性だったがその後、発熱などがあり再度検査を行ったところ陽性と判明。症状は安定している。県は今月13、14、18、19、20、21、22、25、26日に同科を受診したことがあり、何らかの症状がある場合は最寄りの保健所に連絡するよう呼び掛けている。

和歌山市では、すでに感染が発表されている50代女性と同じ会社に勤務する50代女性、大阪府警に勤務する50代男性の感染も発表された。

県福祉保健部の野㞍孝子技監は27日県庁で記者会見し、第3波の感染者が第1、2波と比べて多い背景として、クラスターの多発、家族内での感染拡大などがあることを挙げた。