症状あればすぐ受診を 看護師らコロナ感染

和歌山県は2日、県内で新たに40~90代の男女6人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表した。県内の累計感染者は1071人となり、10人が退院し、2日午後1時時点で83人が入院している。

保健所管内別の感染者数は、和歌山市4人、岩出1人、橋本1人。年代別では50代が3人で最も多く、40代、60代、90代が各1人となっている。

和歌山市在住の感染者は60代無職男性、50代看護師の女性、90代無職女性、40代会社員男性。

女性看護師は同市の和歌浦中央病院に勤務し、1月24日にせき、全身倦怠感などが出て2月1日に受診。検査で陽性が判明した。

同病院ではすでに60代男性の感染が判明しており、2日に発表された60代無職男性も入院患者。県は、1月21、22、26、27、28、29日に同病院の内科外来を受診し、症状のある人は最寄りの保健所か病院に速やかに連絡するよう呼び掛けている。

岩出保健所管内在住の感染者は50代保育士の女性。勤務先の職員、園児などを検査する。

橋本保健所管内の感染者は50代会社員男性。1月28日発表の50代女性の同居家族で、濃厚接触者としての検査は陰性だったが、その後に発症した。

県福祉保健部の野㞍孝子技監は、発症から受診まで日数が経過しているケースがあることについて「症状が出たらすぐに受診し、勤務はしないようお願いしたい」と呼び掛けた。