新型コロナ新規7人 クラスターから家族感染
和歌山県は14日までに、県内の幼児から80代の7人が新たに新型コロナウイルスに感染したことが確認されたと発表した。県内の感染者は累計1147人で、11人が退院し、同日午後1時時点で入院中の患者は56人となった。
13日に感染が発表されたのは3人で、いずれも症状は安定。保健所管内別の内訳は、岩出、橋本、田辺が各1人と大阪府が1人。
岩出管内では、クラスター(感染者集団)に認定されている岩出市立上岩出保育所の女児が感染。過去の検査では陰性だったが、その後発症し、陽性が確認された。橋本管内の1人は大阪府で計上。
田辺管内の70代男性は、11日発表の70代女性の同居家族。大阪府の30代女性は、発熱や咽頭痛のため12日に県内の医療機関を受診し、陽性と判明した。
14日は4人の感染が発表され、全て濃厚接触者など発表済みの関連。保健所管内別の内訳は、和歌山市と岩出が各2人となっている。
岩出管内の2人は上岩出保育所で感染した園児の同居家族で、40代会社員男性と男児。和歌山市の2人のうち80代男性は、クラスターに認定されている介護付き有料老人ホーム「第2あすか苑」(同市)の女性職員の同居家族。3人の症状は安定し、いずれも家族内感染のため、クラスターの人数には含まれない。
同市のもう一人の感染者は、クラスターに認定されている済生会和歌山病院(同市)の外来患者の70代男性。症状はない。感染経路は調査中で、現時点ではクラスターに含まれていない。
入院中の患者のうち80代男性1人が重篤で、酸素投与が必要な重症者は10人となっている。