防火ライブや動画制作 Fun×Famに感謝状

和歌山市消防局は27日、地域密着型アイドルグループ「Fun×Fam(ファンファン)」の13人に消防行政協力者として感謝状を贈った。表彰式は八番丁の同局1階ガレージで行われ、ファンファンは「防火体操」などのミニライブで会場を沸かせた。

ファンファンは昨年11月8日、同局の「ファイヤアンバサダー」に就任し、防火ライブなどを通して火災予防の広報に協力。さらに防火啓発動画として、体を動かしながら防火について学べる防火体操、住宅火災予防の注意点、高齢者向けの啓発など7本を制作している。

表彰式では、ファンファンが消防職員の制服姿で登場し、吉野楠哉局長がキャプテンの須左美静奈さん(20)に感謝状を贈呈。ファンら約50人も表彰の様子を見守った。

吉野局長は、コロナ禍で街頭啓発などの活動が制限される中、動画制作などによる効果的な防火啓発に貢献しているファンファンに感謝し、「より活発な防火活動を展開していただきたい」と今後に期待を寄せた。

ミニライブでは、防火体操に続き、31日に発売する結成10周年記念シングルの新曲を披露した。

須左美さんは、ファイヤアンバサダーの活動を通して、住宅用火災警報器の設置など、防火に大切なことを多く学んだとし、「身近なところから気を付けることを伝えていきたい。和歌山の皆さんの力になれるよう、これからも精いっぱい頑張っていく」と話していた。

ミニライブで防火体操を披露する「Fun×Fam」

ミニライブで防火体操を披露する「Fun×Fam」