初トライアウトに21人 バスケのワンリーズ

2026年度のBリーグ参入を目指し、4月に発足するバスケットボールの新クラブチーム「ONELYS WAKAYAMA(ワンリーズワカヤマ)」は28日、選手、コーチのトライアウト(入団テスト)を和歌山市中之島の県立体育館で開いた。

同チームは、プロアスリートの育成の他、聴覚障害者の選手受け入れと育成、地元の活性化に貢献する活動などを掲げており、今回のトライアウトは、上田頼飛球団代表・総監督がゼネラルマネジャー(GM)を務める「ランポーレ三重」との2球団合同で行った。

選手契約を目指して北海道や沖縄県、東京都、愛知県など全国各地から17~37歳の21人(うち和歌山県内3人)が参加し、コーチ兼選手で1人、コーチ専任で1人が応募した。

上田総監督は参加者に「自分のプレーは大切だが、他の選手との協調性も大事。その点も意識してやってもらいたい」と呼び掛け、テストが始まった。

1次審査では、リバウンドのプレーやゴールへのジャンプなどに続き、参加者同士でゲームを実施。21人中11人が、ランポーレ三重とのゲーム形式による2次審査に進んだ。審査は上田総監督と川田稜介GMが担当し、選手一人ひとりの動きを入念にチェックしていた。

トライアウト終了後、上田総監督らは2次審査参加者全員と面談。2週間後をめどに、入団契約などの結論を出すという。

川田GMは「Bリーグのシーズン中に21人の参加は想定よりも多く、入団したら戦力になりそうな個性的な選手たちが集まった」と初めてのトライアウトの手応えを話していた。

トライアウトに臨む参加者(右は上田総監督)

トライアウトに臨む参加者(右は上田総監督)