にぎわいの新駐車場 和歌山市役所北に完成
和歌山市役所の北側で建設が進められてきた「市営北駐車場」が1日にオープンする。秋に完成する和歌山城ホールの利用などで増加が見込まれる周辺の駐車場需要に対応するとともに、無料駐輪場の整備により、まちなか散策の起点としても活用できる。
4層5段の立体駐車場となっており、有料の四輪スペース212台分、無料の自転車スペース約60台分を確保し、ロードバイクも利用可能なサイクルラックも備えている。
和歌山城や市役所周辺の公営駐車場の収容台数は、市役所に隣接する市営中央駐車場が564台、和歌山城公園駐車場が58台。大規模イベント開催時などに周辺の駐車スペースが不足しがちであり、秋に行われる「紀の国わかやま文化祭」やコロナ禍の収束後を見据え、利用が見込まれている。
さらに、北駐車場の1階東側の市道中橋線沿いには店舗スペースも設け、今後、ベーグル専門店が開店する予定。
中橋線は、本願寺鷺森別院付近から和歌山城を一直線に結び、同ホールや整備中の(仮称)城前広場にもつながる。
北駐車場の完成により、市が目指している、まち歩き、食べ歩きができる市中心部の活性化が進むことが期待される。