新たに32人が感染 新型コロナ2日間で30人超
和歌山県は8日、県内で新たに幼児から90代までの男女32人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表した。
感染者数は2日連続で30人を超え、県内の累計感染者は1454人となった。17人が退院し、同日午後1時時点で200人が入院している。また、これまでの感染者の中で新たに19人が変異株陽性となったことも発表した。
病床使用率は60.60%となり、直近1週間の10万人当たりの感染者数は、県全体が16.2人、和歌山市が19.4人。感染者急増の指標の15人を超えている。
保健所管内別の感染者数は、和歌山市13人、海南4人、岩出5人、橋本6人、御坊2人、田辺2人。
県によると、4日からの感染者でカラオケをきっかけとする感染が22人に上っている。海南保健所管内では海南市の社会福祉課の40代職員男性の感染も判明した。
県福祉保健部の野㞍孝子技監は8日、県庁で記者会見し、「特に紀北で感染が急増しており、かなり危機的と受け止めている」と話した。入院患者が過去最多の200人となったことにふれ「病室はかなり逼迫(ひっぱく)してきている」と危機感をあらわにした。