東京のベリテワークス 和歌山市西庄へ進出

情報システム開発やメンタルヘルス・キャリアカウンセリングなどを手掛けるベリテワークス㈱(東京都北区、浅賀桃子代表取締役)が和歌山市西庄にサテライトオフィスを開設することが決まり、15日、市役所で市との立地協定の締結式が行われた。

同社は、従業員のレジャーも含めた職場環境の整備を検討する中、大阪営業所勤務のサーフィン好きの社員の意見などをきっかけに、関西屈指のサーフポイント「磯の浦」に近い西庄の民家を和歌山オフィスとすることを決めた。

市へのサテライトオフィス開設は、同社が2021年度の第1号で、レジャーも目的とした立地では初めてのケースとなる。

サテライトオフィスは5月に操業を開始し、5人(うち転入者2人)の雇用を予定している。

市は、同社を市企業立地促進奨励金の対象とし、固定資産税相当額や新規雇用者数に応じて奨励金を交付する。

締結式は市長室で行われ、同社の浅賀代表取締役と西宏和CTO(最高技術責任者)、尾花正啓市長が出席し、協定書に署名した。

浅賀代表取締役は「良い環境でスタッフがリフレッシュしながら、仕事のインスピレーションにもつながる。社にとっても市にとっても良い関係を築いていきたい」と話し、尾花市長は「市の環境を気に入ってもらえてありがたい。伸び伸びと仕事をしてもらえたら」と期待を寄せた。

協定書に署名する尾花市長(手前)と浅賀代表取締役㊨、西CTO(左隣)

協定書に署名する尾花市長(手前)と浅賀代表取締役㊨、西CTO(左隣)