感染対策店に認証マーク 県が独自の制度開始

和歌山県は22日、新型コロナウイルスの感染予防策をとっている飲食店や商業施設などを認証する独自制度を開始し、職員が順次、各店の調査を進めている。

対象は他に、遊興施設や運動施設、ホテル・旅館など。県の職員が各施設を訪れ、業種ごとに定められている感染拡大予防のガイドラインに基づき、手指や接触スペースの消毒、アクリル板設置などの飛沫(ひまつ)防止、換気などの25項目の対策状況を確認し、全ての基準を満たすとその場で認証マークが交付される。

この日、フランス料理店「JOY味村」(和歌山市片岡町)では、オーナーシェフの味村正弘さん(69)が県の職員から調査を受けた。

県職員は店内に入り、味村さんに口頭で質問し店内をチェック。「従業員に業務開始前に検温や体調管理をしているか」「マスクを適切に着用しているか」「大声での会話を避けるよう注意喚起をしているか」などの項目を確認して、全ての条件を満たしていることから、認証マークを味村さんに手渡した。

味村さんは「認証を受けてうれしい気持ち。3密を避けるように日々心掛けている。認証マークを貼ることでお客さんにも安心してもらえると思う」と話した。

認証マークを受け取る味村さん㊨

認証マークを受け取る味村さん㊨