オールイングリッシュの学童保育 和歌山市で
グローバル化に伴い英語教育にもさまざまな変化が見られる中、明光キッズe和歌山駅前校(和歌山市太田)がこのほど、オールイングリッシュの環境での学童保育・プリスクール(未就学の子どもが通う教育施設)という、新たな事業をスタートさせた。特に小学生の間は学童保育を必要とする家庭が多く、対象の小学校への送迎もしながら、放課後の時間を有効活用し、子どもたちが生きた英語を身に付けられるオールイングリッシュの環境を提供する。
スクールマネージャーの宮井伴起さんによると、現在生徒は約50人。新1年生や幼児が多く、初心者から帰国子女までさまざまな子どもが通っているという。
2月のオープン当初は全く英語を聞き取れなかった小学2年生の女子児童が、今では7割近く理解できるようになったといい、宮井さんは「オールイングリッシュの環境が最も大切で、放課後という長時間、英語を浴びせかける効果はすごい。子どもは英語のスイッチが入るまでに時間がかかるので、スイッチが入った状態で長時間過ごせる学童保育は効率的」と話す。
専任のネイティブ講師の他、中国や韓国、インド、ロシア、ラトビアなど国際色豊かなコーチが在籍。さまざまな英語が飛び交う、国際交流の「小さな社会」ができているという。5月からは中国語か韓国語から第2外国語を選び、あいさつや文化などを学べる無料レッスンもスタートさせる。
ネイティブ講師の英国出身、アリアナさんは「最初はなかなか言葉を発しなかった子どもも、オールイングリッシュの環境で過ごすうちに自信を持ち、フリープレイの時間でも子どもたち同士が英語で会話している姿を見るのがうれしい」と笑顔で話していた。
問い合わせは同校(℡073・488・8894)。