城ホール整備に 千本電気工事が100万円寄付

和歌山市七番丁に10月、完成予定の和歌山城ホールの整備事業に役立ててもらおうと、㈲千本電気工事(和歌山市杭ノ瀬)が25日、同市に100万円を寄付した。

この日、同社の代表取締役の千本豊夫さん(69)と取締役の千本和子さん(69)が市長室を訪問。千本代表取締役が尾花正啓市長に目録を手渡し、尾花市長は感謝状を贈った。

主に電気工事を請け負う同社は昨年、設立40周年の節目を迎え、「これまで仕事を請け負うことのあった同市にお礼ができれば」との思いで、寄付を申し出たという。

尾花市長は5階建ての同ホールについて、「文化と芸術の拠点として、多くの市民が交流しやすい場所になれば」と期待を込め、「頂いた寄付はしっかりと整備に充てさせていただく」と感謝の思いを伝えた。

同市によると、同施設は大ホール(約950席)、小ホール(約390席)の他、展望テラスも併設予定。内装を中心に工事が進められており、今回の整備事業に対する寄付は、市民会館整備基金に積み立てられ、今後ピアノなどの備品費用に活用されるという。

これまでに集まった寄付は、個人・団体全て含めて約450件、入金済みの寄付は6200万円となっている。今後も継続して寄付を受け付けるという。

 

尾花市長㊧と千本豊夫さん(中央)、和子さん