83日ぶり感染者ゼロ 新型コロナ県内状況

和歌山県は4日、県内の新型コロナウイルス新規感染者が確認されなかったと発表した。感染者0人は第4波直前の3月13日以来、83日ぶり。県福祉保健部の野㞍孝子技監は「非常に歓迎すべきこと」とコメントした上で、引き続き県民に感染予防対策の実施を呼び掛けた。

入院中の患者は51人(うち重症者17人)となり、病床470床に対し使用率は10・9%まで下がった。発表済みの陽性者のうち新たに5人が変異株によるものと分かり、変異株感染者は累計766人となった。

野㞍技監は、感染拡大防止への県民や関係者の理解と協力に感謝する一方、「ウイルスは人流に沿って伝播が起こり、集団に持ち込まれると再び感染拡大が起こることが十分懸念される」とし、新たな変異株の出現などの脅威もあると指摘。引き続きマスクの着用、手洗い、3密の回避、換気などの感染予防対策が極めて重要としている。