現職の中村氏が出馬表明 紀の川市長選
任期満了に伴う和歌山県の紀の川市長選挙(11月28日告示、12月5日投開票)で、現職の中村愼司市長(79)が6月30日、5選を目指して無所属で出馬する意向を示した。同日開かれた第2回市議会定例会の閉会あいさつで表明した。
中村市長は支援者などから多くの出馬を求める声があったとし「関西国際空港と京奈和自動道を結ぶ道路の実現など重要な事業があり、これからも取り組んでいかなければならない。一生懸命頑張りたい」と意欲を示した。
中村市長は貴志川町出身。県立向陽高校を卒業後、1971年に同町議選に初当選。議長や町長(3期)を経て2005年12月から紀の川市長を4期務めている。
01年8月から県道路協会会長、15年7月から京奈和関空連絡道路建設促進期成同盟会の会長なども務める。
17年に行われた市長選では無投票での4選を果たした。市長選を巡っては、市議会議員の森田幾久氏(54)が出馬の準備を進めており、09年11月以来の選挙戦となる可能性もある。
同日の定例議会では市手数料条例の一部改正や一般会計補正予算などを審議した。