紀南でJR線が運休 梅雨前線で県内大雨
梅雨前線の影響で1日から2日かけて近畿から関東の太平洋岸地域などで大雨が降り、和歌山県内は南部を中心に鉄道の運休や道路の通行止めなどが発生した(2日午後1時現在)。
県のまとめによると、人的被害や土砂災害の発生はなし。
道路は、紀勢自動車道の日置川インターチェンジ(IC)―すさみ南IC(15・7㌔)と国道42号の串本町田原―津荷(3・1㌔)で雨量が規制基準を超え、通行止めとなったが、2日午前に解除。田辺市上秋津の県道田辺龍神線(2・5㌔)は落石の恐れがあり、2日午前6時半から通行止めとなっている。
JRきのくに線では、1日午後3時35分ごろに雨量計が規制値に達し、周参見―紀伊勝浦間、紀伊田辺―白浜間で運転を見合わせている。2日午前10時現在、特急7本、普通列車12本が運休(部分運休を含む)している。
1時間の最大雨量は、田辺市長野で44㍉、同市水上、城で42㍉など。2日正午までの累積では、すさみ町佐本中が457㍉、古座川町蔵土が403㍉、新宮市小原谷が397㍉となった。