南出選手の五輪出場祝う 母校巽小に横断幕

水泳オープンウオーターで東京五輪代表に内定した南出大伸選手(25、木下グループ)の母校、和歌山県海南市重根の巽小学校(田上智世校長)に激励の横断幕が掲げられた。

大きさは縦90㌢、横340㌢で「祝・オープンウォータースイミング出場決定南出大伸選手」と書かれている。五輪出場が決定した際、「何かしよう」と南出選手が卒園、卒業した巽幼稚園、小・中学校と巽地域の人らが一体となり制作した。

同小学校の森田勝巳教頭は南出選手の中学校時代に数学を指導していたといい、南出選手が中学2年生の時に、水泳選手としても県の記録を保持していた教諭が南出選手の担任だった。当時から南出選手は「担任の先生の記録をオリンピックに出て超える」と言っていたという。

森田教頭は「本当に出るとは思わなかったがうれしい。とても前向きな子なのでオリンピックでもポジティブに頑張ってほしい」とエールを送った。

さらに、同小学校378人、同中学校159人の全生徒537人が日の丸(縦120㌢、横180㌢)に寄せ書きし、後日、南出選手の母親に手渡す予定。

小学校のフェンスに掲げられた横断幕

小学校のフェンスに掲げられた横断幕