智弁が5回コールド 星林は最後まで本塁遠く

【3回戦・第3試合】

星林 0 0 0 0 0 0
智弁和歌山 3 5 3 0 × 11

(5回コールド)

〔星〕榎本、山本樹、安永―伊東〔智〕中西、高橋、塩路―渡部▽2塁打=渡部、中西(智)

智弁は1回裏、5番・岡西の適時打で先制。2回は5安打を集め5点を奪った。守っては、中西、高橋、塩路の3投手の継投で相手を2安打無得点に抑えた。

智弁の中谷仁監督は「序盤から打線がしっかりつないでくれてほっとしている」と話し、3回無失点と危なげない投球を見せた中西については「エースとしてチームを引っ張っていってくれるので頼もしい」と話していた。

星林は今大会好調の2年生右腕・榎本を先発に起用したが、初回から智弁打線につかまり2回8失点で降板。代わった山本樹も追加点を許した。打線は4回に無死1、2塁の好機をつくるも無得点。本塁が遠かった。

宮下隼一監督は「ある程度予想はしていたが、スイングや球の速さ、キレ、脚力などの部分で壁の高さを痛感した。先発の榎本は大胆に攻めるところで攻め切れなかった」と話した。今大会2勝を挙げ8強まであと1勝に迫った選手たちについては「持っているものを出してくれた。たくさんの経験をさせてもらった。この経験を成長につなげてもらいたい」と期待を寄せていた。

 

髙嶋が適時打を放つ(智弁)