飲食店での応援控えて 五輪観戦で仁坂知事
東京五輪の開幕を23日に控え、新型コロナウイルスの感染が再拡大している状況を受け、仁坂吉伸和歌山県知事は21日の定例記者会見で、「オリンピックを見るために飲食店で盛り上がるのはやめてほしい」と述べ、自宅での観戦を呼び掛けた。
仁坂知事は、東京を中心に感染が急速に拡大し、県内にも持ち込まれつつあるとして「第5波と言って差し支えない」と発言。五輪感染のために飲食店に集まり、飲酒などをしながら応援する行為は感染リスクが高いと指摘し、飲食店と利用者の双方に控えるよう求めた。
一方、五輪会場については「何で無観客にしたのかと思う。(観戦後は)直帰すればリスクは低い」との認識を示し、首都圏の都県に対し、「感染を抑え込もうという責任感を持ってもらいたい」と注文をつけた。