お城で「ごみゼロ活動」 和市BBS会が取り組み
青少年の非行防止などに取り組むボランティア団体、和歌山市BBS会の「ごみゼロ活動部」(嶋健至リーダー)は1日、和歌山市の和歌山城周辺で清掃活動を行った。
同会は、市内の繁華街での青少年の見守り活動などに長年取り組んでおり、そのうちの7月第2金曜日の夜(ぶらくり丁~けやき通り)、毎月第1日曜日の朝(和歌山城周辺)を定期的な清掃活動に当てることにした。先月、県が県民や県内事業者の自主的な清掃活動を認定する「わかやまごみゼロ活動」に選ばれ、この日は認定後初めての和歌山城での清掃となった。
毎回、会員ら5人ほどが参加し、「国宝」和歌山城木造復建の会のメンバーも協力。わかやま歴史館前に集合した参加者は、火箸やごみ袋を手に、城の周囲約2㌔を歩きながら、たばこの吸い殻や空き缶などのごみを拾い集めた。
嶋さん(46)は「大切な場所はたくさんあるが、和歌山のシンボルである城をきれいにし、守ることは大事」とし、全国高校総合文化祭「紀の国わかやま総文2021」が開催中であることにもふれ、「おもてなしの心がないといけない。訪れた人が『和歌山ってこんないい所やったんや』と思ってもらえるようにしたい」と話していた。