海の安全への貢献たたえ 7人と1社に表彰状
「2021年『海の日』海事関係功労者等表彰式」が7月27日、和歌山市湊の近畿運輸局和歌山運輸支局で行われ、海事関係の各分野で業績を上げた7人と1社が表彰された。
例年、海の日を祝う行事として表彰式典とともに祝賀会も開かれるが、昨年に続き、ことしも新型コロナウイルス感染症対策のため、規模を縮小して表彰式のみが行われた。
表彰式では、同支局の山岡宏支局長が「海の大切さや、海が果たす役割を国民一人ひとりに理解してもらうため、今後もそれぞれの分野で一層のご尽力をお願いします」とあいさつし、受賞者らに表彰状を手渡した。
受賞者を代表し、㈱新栄組(本社=同市築港)の西村雅臣代表取締役が「終生忘れることのない喜び」と謝辞を述べ、「きょうの感激と意義を忘れることなく今後も尽くしていく次第」と意気込みを語った。
昨年7月1日からことし6月30日まで一般旅客定期航路事業無事故表彰を受けた南海フェリー㈱の小林敏二代表取締役社長は、「無事故は最低限の使命とし、日々緊張感を持って訓練を行っている。安心安全を基本に、サービス向上にも努めていきたい」と話していた。
表彰を受けたのは次の皆さん。
【国土交通大臣表彰】〔事業功労〕西村雅臣(㈱新栄組)
【近畿運輸局長表彰】〔永年勤続〕小西廣治(日本通運㈱)▽田村照雄(㈱紀洋)▽橋本昌浩(浅川組運輸㈱)▽川端祥弘(MES由良ドック㈱)〔事業功労〕池上芳隆(㈱新栄組)▽松尾元嗣(㈲松尾海運)〔一般旅客定期航路事業無事故〕南海フェリー㈱