紀美野町長選きょう告示 無投票の公算大

寺本光嘉町長の死去に伴う紀美野町長選は7日、告示される。これまでに町長選に立候補を表明しているのは、無所属新顔で前副町長の小川裕康(ひろやす)氏(65)のみ(6日現在)。他に目立った動きはなく、無投票の公算が大きい。

小川氏は旧野上町出身で、県立海南高校、関西大学商学部を卒業後、1979年に旧野上町役場に入庁し、旧美里町との合併で誕生した紀美野町では総務課長、参事などを歴任。2010年から副町長を務めた。

小川氏は寺本町政の継承として、下佐々の浄水場の更新事業、老朽化が進んでいる消防庁舎の新築移転、町道釜滝柴目線や国道370号線、県道野上清水線などの整備を実現したいと表明しており、学童保育の拡充など子育て環境の整備、自然豊かな町の資源を生かした交流人口の増加などにも取り組む考えを示している。

立候補の届け出は同日午前8時半から午後5時まで、中央公民館大ホールで受け付け。選挙戦になれば、投票は12日午前7時から午後7時(一部繰り上げあり)まで町内21カ所で行われ、即日開票される。

9月6日現在の選挙人名簿登録者数は7640人(男3531人、女4109人)。

 

小川氏