医療人の育成に 南北が医大に100万円寄付

ビルのメンテナンスなどを手掛ける和歌山市関戸の㈱南北(樫畑友洋代表取締役社長)は、同市紀三井寺の公立大学法人県立医科大学に100万円を寄付した。

同社は、将来医療を担う人材の育成に役立ててもらおうと、地域の医療体制を応援する紀陽銀行の「医療応援私募債」から20万円、同社から80万円の計100万円を県内唯一の大学病院を所有する同大学への寄付を決めた。

寄付に対する感謝状の贈呈が16日、同大学の理事長室で行われ、同社から樫畑社長、樫畑直尚取締役会長、山畑年広開発室室長が出席。同大学の宮下和久理事長から樫畑社長に感謝状が手渡された。

宮下理事長は「大学発展の大きな力として活用させていただきたい」と感謝。樫畑社長は「普段から県民の健康を守ってくれ、コロナ禍で大変苦労もされている。今こそ感謝の気持ちを表したい」と話していた。

寄付は、2019年4月に設立された同大学の「県立医科大学青洲基金」として、同大の教育研究の向上や付属病院の環境整備、修学支援基金などに活用するという。

感謝状を手にする樫畑社長㊨と宮下理事長

感謝状を手にする樫畑社長㊨と宮下理事長