使命感胸に新たな一歩 県消防学校で卒業式
和歌山県消防学校(和歌山市加太)の初任教育第45期生52人が約6カ月の訓練を終え、17日に同校で卒業式が行われた。
県内の16消防本部から4月に男性44人、女性8人が入学。9月までの半年間、厳しい訓練に励んできた。
式の前には教育訓練の集大成として、ロープ登はんや渡過(とか)、降下などの救助、消防活動訓練を参列者の前で披露した。
その後行われた式では脇田佳典校長が卒業証書を手渡し、「先ほどの訓練を目の当たりにし、プロとしての準備ができた。校長としてうれしく思う。初心を忘れず日々精進してください」とあいさつ。
生徒長を務めた日高広域消防事務組合消防本部の川端仁さん(25)が「精神、肉体的に大きく成長できました。これから先、強い使命感と責任感を持って全力で職務を全うしていきます」と謝辞を述べた。
特に優秀で他の生徒の模範になったとして、和歌山市消防局の山本隼平さんに県知事賞が授与された。