10万円現金一括給付23日に 和歌山市が前倒し

18歳以下の子どもを対象とする10万円の臨時特別給付金について、和歌山市の尾花正啓市長は16日、現金一括給付の予定日を28日から前倒しし、「申請不要な方に対し23日に支給できるよう手続きを進める」と表明した。12月定例市議会の閉会あいさつで述べた。

国は当初、年内に5万円を現金給付、残り5万円をクーポンで支給する方針だったが、13日に方針を転換し、年内の全額現金給付を容認。これを受け市は28日に支給することを決めていたが、その後、15日付の国の通知で、給付を辞退するかどうかの意思確認が1回で済むことが確定し、金融機関とも調整の上、前倒しが可能となった。

23日に給付するのは、市内の給付対象者5万2955人のうち、児童手当を受給し、申請が不要な4万1946人。児童手当の登録口座に振り込まれる。

申請が必要な給付対象者1万1009人には、来年1月初旬に申請の案内を送付する予定。

現金一括給付の前倒しを表明する尾花市長

現金一括給付の前倒しを表明する尾花市長