新会長に山岡氏 和歌山弁護士会22年度役員
和歌山弁護士会は18日、2022年度の新会長に山岡大(だい)氏(48)を選出した。副会長には澤尚美氏、河野ゆう氏、浅野喜彦氏の3人が選ばれた。任期は4月1日から来年3月31日まで。
山岡氏は奈良県川西町出身。龍谷大学法学部卒業。同会では民事介入暴力及び非弁護士活動対策委員会委員長、和歌山弁護士会副会長、法律相談センター運営委員会委員長などを歴任している。
18日に和歌山市四番丁の和歌山弁護士会館で開かれた会見で、山岡氏は「どこでも上質な司法サービスを受けられる社会へ」という同弁護士会の普遍的なテーマを掲げ、「地域的な拡大を目指したい」と抱負を述べた。
主な取り組みとして、現在8市町にとどまっている「犯罪被害者等支援条例」や、県のみが定めている「消費生活条例」を全市町村で制定することを目標に、全市町村を訪問するとし、「自治体や他組織と協議を進めていきたい」と意気込んだ。
また、災害時における法律相談等実施体制の確立や、居住地の近隣で法律相談が受けられるよう法律相談の拡充、教育分野における法律支援体制の充実、司法のIT化への対応などを挙げた。