過去最多269人感染 介護施設でクラスターも
和歌山県は19日、新たに乳児から90代の269人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。一日当たりの新規感染者数は2日連続で過去最多を更新した。新たにクラスター(感染者集団)2件も認定。80人が退院し、県内の感染者は累計6695人、入院患者は578人(うち重症者4人)、病床使用率は93・2%。
保健管内別の内訳は和歌山市159人、橋本33人、岩出31人、田辺22人、湯浅11人、海南7人、新宮2人、御坊1人、県外在住3人。和歌山市と橋本市で過去最多となった。県全体の直近1週間の人口10万人当たりの感染者数は126・3で最多を更新した。
県によると、108例目のクラスターは白浜町の「南白浜ジュニアバレーボールクラブ」で選手、監督、コーチ、保護者を含めた計8人の感染を確認。和歌山市毛見の介護老人保健施設「サニーホーム」の入所者と、隣接する障害者施設の職員ら計12人が感染し、109例目のクラスターとなった。
県福祉保健部の野㞍孝子技監は「危機的な状況という一言に尽きる。和歌山市での増え方が尋常でない。感染予防対策をしっかりとしてほしい」と呼び掛けた。