コロナ入院待機所 和市が保健所内に設置
和歌山市は、自宅や入所施設などで新型コロナウイルスの療養者の救急車要請が増加していることから、医療機関に入院できる態勢が整うまでの間、診察や応急処置ができる「待機ステーション」を設置した。開設予定は27日までだが、感染状況に応じて延長する可能性もある。
設置場所は、同市吹上の市保健所内にある市夜間・休日応急診療センターの地下1階。午後8時から翌朝6時まで開設され、医師や看護師、救急救命士らが常駐して対応する。軽症者に対しては診察や投薬、酸素投与、吸引などの処置をし、改善しない場合などは症状に応じて医療機関に搬送する。
市などによると、救急搬送された療養者が入院先の決定までの間、車内で長時間待たされるケースが発生。最長で1時間半待ちもあり、特に、近くの医療機関の診察が終了している夜間帯での待機が目立っていたという。