センバツの対戦校決まる 2校が意気込み
18日に開幕する第94回選抜高校野球大会の組み合わせ抽選会が4日、日本高野連と出場32校の主将をオンラインでつないで行われた。和歌山東は第1日目の第2試合で倉敷工(岡山)と、市和歌山は第5日の第1試合で花巻東(岩手)と対戦することが決まった。
和歌山東が対戦する倉敷工は13年ぶり11回目の出場。
倉敷工の強みは「攻撃力」。クリーンアップの3人はスイングスピード140㌔を誇る。守りでは、バッテリーの成長が勝敗の鍵。ことしのチームは勝敗にこだわらず、プロセスを重視している。
抽選会後、報道陣の取材に応じた和歌山東の此上平羅(このうえ・たいら)主将は、倉敷工について「よく打つチームという印象」と答えた。試合に向けて「魂の野球をモットーに気持ちで圧倒したい」と意気込んだ。
市和歌山が初戦で対戦する花巻東は4年ぶり4回目の出場。2009年に準優勝している。昨秋の東北大会で初優勝し、高校通算50本本塁打の佐々木麟太郎内野手(新2年)の打撃が注目。
市和歌山の米田天翼(つばさ)副主将は、花巻東について「佐々木選手をはじめ破壊力のあるバッターがいるという印象」と話し、試合に向けては、「冬はストレートの威力と低めのコントロールを磨いてきた。(花巻東打線を抑える)イメージはできている」と自信をのぞかせた。