ウクライナ助けたい 和大付属小が義援金
ロシアによる侵攻を受けるウクライナの人々を支援しようと和歌山大学付属小学校(和歌山市吹上)の5年生B組の児童2人が18日、県に校内の募金活動で集めた義援金13万4062円を贈呈した。
県庁を訪れたのは発起人の泉優月さんと荒川真穂さん。テレビでウクライナの惨状を見て、つらいと思ったことがきっかけだった。「同じ年くらいの子が、けがや亡くなっている。ウクライナの子どもたちを救いたい。いろんな人が協力して支援できる募金を」と呼び掛けた。
募金の輪はクラスだけにとどまらず学年や全校児童へと広がった。
贈呈式では、クラスの仲間と休み時間に作った手作り募金箱に入った善意を県企画政策局国際課の岡澤利彦課長に手渡した。岡澤課長は「こんなに重たいの。大切に預かります」と受け取った。
泉さんと荒川さんは「ウクライナで苦しむ人の食料や水、治療するための薬や医療費に使ってほしい。集まったお金には思いが詰まっている。まちの復興などウクライナを救うために使ってほしい」と話した。
岡澤課長は「皆さんの思いは東京の在日ウクライナ大使館に届けます。和歌山の小学生はウクライナをこんなに考えているんだと伝えたい」と話した。