夢への一歩祝う IBWがショー交え入学式
学校法人山本学園IBW美容専門学校(和歌山市南汀丁)の入学式が4日、和歌山城ホール(同市七番丁)であり、88人の新入生を前に、同校の卒業生ら40人が2年生7人をモデルにヘアショーを行うなど、夢への新たなスタートを華やかに祝った。
式では、2019年の新校舎完成に伴い誕生した新たな校歌が初披露され、山本文子校長は「『こういうふうになりたい』という思いを一日たりとも忘れることなく、勉強に遊びに励んでください」とエールを送った。
新入生を代表し、前山月菜(るな)さんと中山雅人さんが「感性や知性を磨いていきたい」と力強く宣誓。歓迎の辞で、生徒会長の山﨑夕菜さんが「全てのことに全力で取り組み、学校生活を満喫してください」と呼び掛けると、新入生代表の志水琴音さん(18)が「学校の一員として充実した時間を過ごしていきたい」と答えた。
「覚醒」をテーマとしたヘアショーでは、同校を卒業し、県内外の美容室で勤務する美容師らが、2年生7人をモデルにヘアセットやメイク、振り袖やウエディングドレスの着付けなど、プロの技術を披露。モデルがウオーキングし、撮影された様子がスクリーンに映し出されるなど、終始プロフェッショナルな演出で観客らを魅了した。
プロの美容師の技術を目の当たりにし、志水さんは「一瞬で人を笑顔にさせられるなんて、本当に魔法みたい」と目を輝かせ、「自分たちもこういうふうになれるのかなという期待と勇気をもらえた」と笑顔だった。