週末の新規コロナ感染458人 前週比減
和歌山県が23、24日の週末に発表した新型コロナウイルスの新規感染者は458人で、前週の同じ土・日曜に比べ38人減少し、新たなクラスター(感染者集団)認定は3件だった。
23日の新規感染者253人の保健所管内別内訳は、和歌山市139人、海南8人、岩出29人、橋本11人、湯浅24人、御坊7人、田辺16人、新宮16人、県外3人。
311例目のクラスターは和歌山市のサービス付き高齢者向け住宅で、入居者5人と職員2人が感染。312例目は湯浅管内の飲食店で、陽性者は利用客7人と従業員3人。313例目は湯浅管内の小売業で、従業員7人が感染した。
24日の新規感染者205人の保健所管内別内訳は、和歌山市96人、海南15人、岩出17人、橋本30人、湯浅12人、御坊8人、田辺19人、新宮8人。
直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は、24日時点の県全体が184・0人で、前日より4・5人減少。
県内の感染者は累計3万4686人。入院者数は203人、重症者は県基準で16人、国基準で1人、肺炎患者は26人、病床使用率は33・9%、ホテル療養を含む待機者は1370人。
県福祉保健部の野㞍孝子技監は「年度の替わり目の食事会などでクラスターが発生している可能性が高い。飲食については黙食や感染対策をしっかりしてほしい」とし、高齢者の感染増加がみられることから、施設従事者などに対し、少しでも症状があれば早期に検査をするよう呼び掛けた。