高校でクラスター3件 新規感染218人

和歌山県は26日、県内で新たに218人が新型コロナウイルスに感染し、前週の同じ火曜より29人減少したと発表した。新規クラスター(感染者集団)の認定は3件で、いずれも高校だった。

218人の保健所管内別内訳は、和歌山市103人、海南17人、岩出13人、橋本9人、湯浅26人、御坊12人、田辺30人、新宮7人、県外1人。

315例目のクラスターは橋本管内の高校で、寮生6人が感染。316例目は田辺管内の高校で、同じ運動部の生徒9人の陽性が確認された。317例目は和歌山市の高校で、同じクラスの生徒10人が感染した。

直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は、県全体が前日より3・1人減少の175・5人だった。

県内の感染者は累計3万5051人。入院者数は201人、重症者は県基準で17人、国基準で1人、肺炎患者は21人、病床使用率は33・2%、ホテル療養を含む待機者は1252人。
県福祉保健部の野㞍孝子技監は高校でクラスターが相次いだことについて、寮生活や運動部の活動中などマスクを着けていない状態で感染リスクの高い行動があったと指摘。「少し気が緩んでいるのではないか。感染をしないための対策が重要」と述べ、マスク着用や3密の回避など基本的な対策の徹底を求めた。