週末の感染341人 前週比減、クラスター2件
和歌山県が4月30日、5月1日の週末に発表した新型コロナウイルスの新規感染者は341人で、前週の同じ土・日曜に比べ117人減少し、新たなクラスター(感染者集団)認定は2件だった。
30日の新規感染者164人の保健所管内別内訳は、和歌山市43人、海南15人、岩出30人、橋本19人、湯浅10人、御坊3人、田辺40人、新宮4人。
1日の新規感染者177人の保健所管内別内訳は、和歌山市101人、海南6人、岩出22人、橋本15人、湯浅9人、御坊5人、田辺14人、新宮3人、県外2人。
326例目のクラスターは田辺管内の小売業で従業員18人が感染。327例目は田辺管内の美容院で、従業員5人の陽性が確認された。
直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は、1日時点の県全体が158・7人で、前日より3・3人減少。
県内の感染者は累計3万6152人。入院者数は173人、重症者は県基準で12人、国基準で1人、肺炎患者は19人、病床使用率は28・5%、待機者は1200人。
県福祉保健部の野㞍孝子技監は、症状があれば早期に受診するよう改めて呼び掛け、特に注意が必要な症状として、高熱が続く▽胸痛、息切れが続く▽全身倦怠感が強く、動けない▽尿が半日出ていない、または尿が濃く、量が少ない――を挙げた。喉の痛みが強い場合も多いため、水分を少しずつ取ることも大切だとしている。