希少な植物 加太の飲食店で間もなく開花

100年に一度しか咲かないともされるリュウゼツラン科の植物「アガベ・パラサナ」が、和歌山市加太の飲食店で、間もなく開花しそうだと話題になっている。幻の花の開花を見守る飲食店「キッチンダイチャン」店主の森田大介さんは「奇跡の開花を楽しんでもらえたら」と話している。

「アガベ・パラサナ」は、メキシコなどに自生する多年草の植物。葉の形が特徴的で細かく鋭いトゲがある。成木は30~45㌢の小型でインテリアやガーデニングでも人気が高い。

同店のパラサナは、約半年前から花芽の部分が伸び始め、現在は2㍍ほどに達し脇芽も伸びている。14日には、つぼみが黄色く色づき数日中にも開花しそうな状況。森田さんは「どんな花が咲き、どのくらいの期間咲いているのか見たことがないので分からない。加太に来た人には思い出の一つになるはず。ぜひ珍しい花を見に来てもらいたい」と笑顔で話している。

「珍しい花を見に来て」と森田さん

「珍しい花を見に来て」と森田さん