環境活動で大臣表彰 花いっぱい推進協ら

環境保全や地域美化などの活動の功績をたたえる2022年度環境大臣表彰に、和歌山県内から元有田川町職員の中岡浩さん、和歌山市のNPO法人花いっぱい推進協議会が選ばれ、27日に県庁で表彰伝達式が行われた。

中岡さんは地域環境保全功労者表彰を受賞。県が管理する有田川上流の二川ダムで、維持放流水を利用した町営小水力発電所の設置を16年に実現。売電益を住宅用太陽光発電設備の導入補助などに活用し、町に還元する全国初の仕組みを構築した。

花いっぱい推進協議会は地域環境美化功績者表彰を受賞。「まちの緑を大切にし、道行く人のため、花を育て、誰もが愛せる花いっぱいのまちをつくる」ことを目的に01年に設立。JR和歌山駅前など市内の花壇整備や道路の美化清掃などの活動を続けている。

伝達式では、県の生駒享環境生活部長が、中岡さんと同協議会の森川勝代表に表彰状と記念品を手渡し、たたえた。

中岡さんは「有田川町がエコな町として知られるようになってきた。県をはじめ多くの皆さんの協力に感謝したい」、森川代表は「ずっと仲間と一緒に進んでこられた。和歌山市がきれいになるように、さらに一歩でも進んでいきたい」と話していた。

 

表彰式に出席した中岡さん(前列左から3人目)、森川代表(同4人目)ら