安珍清姫伝説をポップに 宮本静さん新曲

和歌山県内の歴史や文化を歌い、和歌山の魅力を発信している紀の川市の歌手・宮本静さんが、新曲「恋の川星の川~安珍清姫七夕伝説~」を発売した。宮本さんは「安珍清姫伝説を今風に、軽快に歌わせていただきました。これで安珍清姫のイメージが変わるはず。応援よろしくお願いします」とPRしている。

県内最古の寺、天音山道成寺(日高川町)に伝わる安珍清姫伝説をモチーフにした曲で、作詞したのは、すさみ町の作家・原きよかさん。安珍清姫の情念あふれるストーリーに、七夕のロマンチックな要素をプラスし、ラブファンタジーに仕上げている。

曲は、今はやりの1980年代シティポップの要素を取り入れた明るいメロディーライン。宮本さんがこれまでに発表してきた演歌のイメージをがらりと変える曲になっている。歌詞の中に出てくる「大蛇の龍雲が山風と流(ゆ)く。許せない…許せない…」も、曲の中ではどこかポップに聴こえる。振り付けもあり、見て、聴いて楽しめる曲になっているという。

レコーディングとCDジャケットの撮影は道成寺で行い、現地のエネルギーも注入した。今月、県内で先行発売され、8月17日に全国発売される。

新曲発売を記念したイベント「宮本静 新曲発表&記念講演会」が、8月21日午後2時からフォルテワジマ(和歌山市本町)4階ホールで開かれる。道成寺小野俊成院主による絵とき説法と講演があり、午後3時から宮本静新曲発表歌謡ショー。今回発売のCDに収録された「樫野崎の絆~カイロスの星~」「紀州♪紀の国♪癒やし歌」など、ふるさと癒やし歌も熱唱する。会場では道成寺パネル展も同時開催。

入場料は2000円(新曲CD付き)先着200人。

申し込みはルル・ミュージック(℡073・457・1011)。

新曲をPRする宮本さん

新曲をPRする宮本さん